──神社の鳥居をくぐれば──

二次小説(犬かご/桔梗/犬夜叉一行)と非公式bot(桔梗・冥加・楓)

縄張り *3

 あどけなさの残る、透き通った瞳がぶつかり合い、静かな火花を四方に散らせてゆく。宿敵が結びつかせた、妙な腐れ縁はしぶとく続き、こうして歳月を経ても、鮮明な思い出を犬夜叉にもたらしている。 隆々とした筋肉を惜しげもなく晒して、固く腕組みをしながら、男は真っ直ぐに対峙する。同じ歳月を経たとはいえ、三年ぶりに出会った鋼牙の漢ぶりは、さらに磨きがかかっていた。「しばらく会わねぇうちに、噂じゃあ、人間の暮ら...

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ロスってる

一言で今の心境を表すならば。そんな思いが続いてますね。犬夜叉然り、RINNE然り、直虎然り。後はわろてんか?(/・ω・)/連載終了や最終回など、それぞれ終わりというのは仕方ない。でもそこでケリがつく訳じゃなくて、いろんな感情を抱えたまま、愛し続けていくんですよ。熱が穏やかになったとしても、その広がりはさらに深いものへと変化する。いつからか、境目がない自分に気づいちゃって。ちょっとした心の病かなぁ。ずっと何が...

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縄張り *2

 路面に溢れる大量の落ち葉の彩りは、道行く人に散々踏みしめられ、忽ち色褪せてゆく。赤い絨毯を物珍しそうに眺めながら、かごめは隣で無邪気にはしゃいで、笑いかけている。その眩しさが、胸を突いて離れないのだ。温もりにひと度触れてしまえば、何もかも許されているかのような、あたたかな感情が湧き上がって来る。救いを求む餓鬼の如く、いつしかかごめの絶え間ない優しさに溺れてしまいそうで、犬夜叉の複雑な心は、微妙に...

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縄張り *1

 物寂しく乾いた夜風が、一匹狼の男のうなじをそっと撫でてゆく。絡み合う心の糸は解けぬまま。綺麗な月がハッキリと拝めそうなほど、今日の空は雲ひとつなく、晴れ渡っていた。 住処としている丘から覗ける景色は、真っ直ぐな放物線を描いて、仲睦まじく巣へ帰る鳥たちの群れ。一杯に吸い込んだ空気に入り混じるのは、側で咲き誇ろうとする、金木犀の甘い匂い。 直に秋を迎え、妖狼族の若頭である鋼牙の周りでは、些細な事件が...

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6年目の戯れ言

細々ながら、まだまだ書き続けていきますよ。本当はね…下書きがたくさんあって、困り果てている今日この頃\(^o^)/Twitterでも分かるように、この浮気性が!ってノリよねwwすみません。直虎熱が収まる気配がなくて、それよりもひどいのが某俳優推し(笑)数年放置していた別垢を削除し、まさかのイセクラ垢を立ち上げてしまいました…でも。『犬夜叉』の物語はこれからも綴ってゆく所存です。ずっと大好きで居続けるさ。だって、犬...

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まがいもの *2

 日没前というのに、差し込む光の量は弱々しいもので、小屋の外観を一層寂しくさせる。塗り固められた土壁の向こうから、工房のざらついた空気と共に、男のため息が漏れ出ていた。  素人目でも高価な器などが、髭面の男の荒くれた拳によって、粉々に容赦なく割られている。どこか不可解ともいえる行動と、他者の言葉を挟む隙も与えぬ緊張感に、身体が固まりそうだ。だが、やはり黙って見ているのも失礼かと思い、桔梗は小屋の敷...

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直虎メモ⑤

直虎感想記~総集編~...

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直虎メモ④

直虎感想記④...

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推しの俳優さん

2/26に報道があった件。もういいか…...

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まがいもの *1

 心は何処を彷徨い、想い人の影を宿しながら、いくつの季節を無駄に過ごしてゆくのだろう。常人が考える以上に、生と死の境とは非常に曖昧で、想像もつかぬ出来事が往々にしてある。 ぼんやりと物思いに耽る間もなく、虚ろな操り人形の如き桔梗が目にした景色は、初めてのものだった。先ほどまでいた、崖地に吹きつける北風や、さらさらと流れる川の涼やかな音も耳元ではしない。ただ、そこに在る特徴といえば、土埃が舞い、絶え...

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遅筆の詫び

こんにちは。雑記を全然更新しなくなってることに気づき…そうね、小説書いてる時くらいは宣伝しないとw前に「いざ墓前へ」1話更新しました。犬かご夫婦と殺生丸&邪見、まだ話は続くんだ☺壮大な物語ではないけど、場所が場所だけに…必ず2話以降も書いていくので、しばしお待ちを。あと、Twitterでは我慢できずに、画像上げちゃいました(笑)蘇って間もない頃の、桔梗様の心の葛藤を書きたくて。仮題「まがいもの」私にはめずらしく...

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通り過ぎてく季節も、悲しみもさよなら

♬桜花爛漫 一節の歌詞より引用。Aメロの1番のとこ、分かりますか?ああ。いろんなロスが私を駆け巡っては、切ない気持ちにさせてくれる。いつ書こうと構えていて、結局このザマですorz単行本が出たのは先月の中旬ですもんねー…私は何してたのさwTwitterでいろいろ呟いたけど、実感がなくて困るなぁ。他CPの恋模様も気になるのに!たーくさん笑わせてもらって、りんさくの恋にときめいては、じーんと感動したり…リアルタイムで漫...

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いざ墓前へ *1

 口元に程よく広がる、清らかで風味豊かな新茶の匂い。湯呑みに昇る湯気があたたかい。今日は、旦那の元に退治の仕事の依頼がなく、これならこれで、二人で一緒にいられる時間が増えていいかもしれないと、かごめは犬夜叉を誘っていた。 住処の離れで同じ釜の飯を食べ、一息ついたところ。とれたてのお茶を注がれ、彼が安らいでいた──その数秒後だった。「親父の墓に行きたい…だと?」 かごめの無邪気な一言に、隣で胡坐をかい...

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存在 *4

 知る人ぞ知る、辺鄙な田舎の屋敷側の森一帯は、古寺が所有している森林だという。常緑の中にあって、すぐに目立つ色合いの、赤き人影の主に、弥勒は向き合い、近寄った。「犬夜叉。先ほどはすまなかった」「ああ? 俺はただ、てめーが妖怪の野郎に手こずってたみてぇだから、その辺 通りがかったついでに助太刀してやっただけでい」 気だるげに腕組みしては、さも朝飯前だと言わんばかりに、口元には笑みが浮かぶ。そういえば、...

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存在 *3

 土壇場で息をひとつにした弥勒たちの前に、老獪な大蠍が立ち塞がろうとしている。仮にも、人様の屋敷に上がらせてもらい、退治まで請け負っているのだ。決着をそろそろ付けなければならない。 寝所である母屋から遠ざければ、染み付いた執着が剥がれ、運の尽きとなるのではないか。が、刀の餌食になるのを嫌ったか、大蠍は血のついた一畳分の畳を持ち上げると、天高く仰け反り、上空へと飛び立った。「ちっ、逃がさねぇ!」 地...

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